オーストラリアのTAFE付属語学学校一覧。本科への進学方法や費用など。

オーストラリアのTAFEに進学したいが英語力が足りないという場合には、まずTAFE本科と提携している語学学校に行くことで英語条件が免除されるダイレクトエントリーという制度があります。

 

私立語学学校ですと複数のTAFEや大学と提携しているのがメリットですが、すでに進学したいTAFEが決まっている場合はそのTAFE付属の語学学校に通うこともできます。

 

同じTAFEを目指すクラスメートと切磋琢磨しながら勉強できる点は魅力です。そんなTAFE付属語学学校についてご紹介します。

TAFE付属語学学校の概要

TAFEとはオーストラリアの州立専門学校ですが、各州に複数のTAFEがあります。多くのTAFEが付属の語学学校を運営しています。

 

TAFEの内部にある語学学校ですので、修了することで入学においての英語要件が免除されるなどのメリットがあり、TAFE本科に進学したい人には絶好の語学学校です。

 

一方、付属語学学校は開講されているキャンパスが限られているなどのデメリットもありますので、以下でご説明いたします。

TAFEへの進学方法

TAFEに入学するには、英語要件があります。Certificate,DiplomaではIELTS5.5以上、BachelorではIELTS6.5以上が目安となっています。

 

IELTSが足りない場合、TAFE付属語学学校の一般英語コースにまずは入学します。一般英語コースでUpper Intermediateのレベルを修了すると、進学英語コースに入学可能になります。

 

そして、進学英語コースを修了すると、TAFE本科に英語要件なしで入学することができます。基本的にはTAFE本科の全てのコースへの入学が認められます。

オーストラリアの専門学校(TAFE)一覧、費用および卒業後の進路まとめ

TAFE付属語学学校で開講されているコース

基本的には本科のTAFEでスムーズに授業が受けられるように付属語学学校が運営されていますので、進学英語コースがメインのコースになります。

 

しかし、TAFEによっては進学英語コース以外に、一般英語コース、ビジネス英語コース、IELTS試験対策コースなどが設けられている場合もあります。

TAFE付属語学学校の3つのメリット

①TAFE本科の英語要件が免除

付属語学学校の一番のメリットは何といっても、TAFE本科に英語要件免除で進学できることです。TAFEの入学要件には英語要件以外にも高校の成績などもありますが、日本人がTAFEに入学する場合につまづくのは、多くの場合英語要件です。

 

IELTS5.5というTAFEの入学要件は、日本で勉強して到達するにはかなり高い目標です。また、IELTSの点数で入学する場合、いつ目標の点数が取れるかわからないため、進学のスケジュールが立てにくいという問題があります。

 

TAFE付属語学学校ですと、付属語学学校入学時点で何週間ほど勉強すれば本科TAFEに入学できるかわかるため、進学スケジュールが立てやすいです。

②TAFEの施設が使える

TAFE付属語学学校の生徒はTAFEの施設を使うことができます。TAFEには、図書館、レストラン、共用ラウンジなどが揃っていますので、落ち着いて勉強するには最適な環境です。

③同じTAFEを目指すクラスメイトが学んでおり真面目な雰囲気

TAFE付属語学学校の生徒は、基本的には本科TAFEへの進学を検討している学生です。皆、長期留学前提の学生ですので、真面目に勉強する雰囲気があります。

 

私立語学学校ですと、1週間の短期留学生やワーキングホリデーの生徒など、必ずしも長期留学目的の生徒ではありません。英語学習よりも観光や仕事に注力する学生がいるのも事実ですので、学校によっては進学には適さない雰囲気となってしまいます。

TAFE付属語学学校の3つのデメリット

①提携校が限られている

オーストラリアで進学を検討している人の中には、どの学校に行くのか決めていない方も多くいらっしゃいます。また、オーストラリアに行ってみると、当初狙っていた学校とは違う学校に興味が出たりします。

 

そうした場合、TAFE付属語学学校ですと、本科TAFE以外には提携校がほとんどないため、行きたいTAFEや大学と提携していない場合が多いです。そうすると、IELTSで必要な点数を取るか、もう一度他の付属語学学校に入りなおすことになってしまい、費用と時間が余計にかかってしまいます。

 

費用も比較的安く質の高い英語クラスを提供しているTAFE付属語学学校ですが、提携校が限られている点については留意されてください。

①一般英語コースがない場合は入学に英語要件あり

一般英語コースは通常、入学要件は特になく、英語力が全くない人でも入学することができます。

 

しかし、進学英語コースしか開講されていない場合は、IELTS5.5などの英語力が入学要件として定められており、英語初心者の方は入学することができません。

 

この場合は、自力でIELTSを取得するか、提携のある私立語学学校に一定期間通うことになります。

③短期では通えない学校もある

私立語学学校は通常、1週間から通学が可能です。しかし、TAFE付属語学学校は最低通学期間が、4週間や5週間と定められている場合が多いです。

 

長期休み期間に1週間だけお試し留学したいというような方には適しません。

TAFE付属語学学校の費用例

TAFEは州立学校ですので、費用は比較的低めです。同じ付属語学学校でも大学付属語学学校だと、費用の高い学校は53,230円/週程度しますので、TAFE付属語学学校はそれに比べると随分費用を抑えることができます。

 

TAFE付属語学学校は数多くありますので、以下で代表的な2校の費用をご紹介します。

費用が安めのTAFE

メルボルンにあるホルムズグレン・インスティチュート・オブ・TAFE付属語学学校は比較的費用が安い付属語学学校です。

 

通常、私立語学学校だと格安校と言われる学校で19,163円/週程度、質の高い学校ですと31,938円/週程度がオーストラリアの相場です。

 

ホルムズグレンはTAFE付属語学学校なので質は高いですが、長期で通えば20,760円/週と格安校のような費用で通うことができます。

項目 費用
入学金 なし
授業料(5~9週間) 27,680円/週
授業料(10週間~) 20,760円/週

ホルムズグレン・インスティチュート・オブ・TAFE付属語学学校

費用が高めのTAFE(メルボルン・ポリテクニック付属語学学校)

TAFE付属語学学校には費用の高い学校もあり、メルボルン・ポリテクニック付属語学学校はその1校です。

 

37,474円/週というのはオーストラリアの語学学校の相場としてはかなり高い部類になりますが、本科への進学を決めているような方にはやはりおすすめです。

項目 費用
入学金 なし
授業料(4週間~) 37,474円/週

メルボルン・ポリテクニック(TAFE)付属語学学校

オーストラリアのTAFE付属語学学校一覧

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まとめ

TAFE付属語学学校についてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。詳しい授業内容や、TAFEへの進学方法など、ご不明点はお気軽にお問い合わせください。

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